家族が集まる

弟が帰ってきて、母の病状説明があった。

母の状態はあまり良くない。

治ることはないが、今の状態が悪くならないように治療をするということ。

稀ながんで治療法が確立されてないこと。

母も私たちも分かってたかもしれないけれど、

この結果を聞いて落ち込んだ。

でも、まだ生きてる。

今、母がどうしたいのかを大事にしたい。

母は家に帰って要らないものを捨てたい。

売ったクリが虫だらけだったから、謝りたい。

私たちのことを助けてあげられないのが申し訳ない。

死んだら祖父母の墓に一旦入ってから、分骨して田舎の海に散骨して欲しい。みんなと一緒に。

実兄には絶対葬式呼ぶな。

きょうだいけんかするな。仲良くしろ。と言う。

持ち物に便箋入ってたから、何か書いてるのかな。

私はずっと入院してるよりも家に帰ってきた方が母が穏やかに過ごせるのならいいなぁと思う。

そのために私たちがサポートしなきゃだけど。

弟とは体調が良ければ、田舎にみんなで行きたいね。と話した。

父は大事な時、しんみりした時に、どーでもいいこと言ってたから。和やかにさせてくれてたのだろうか。

久しぶりに4人が集まった。私のもともとの家族。

母は私の合格楽しみにしてたな。

大変やろけど、助けてあげて。と弟に言った。

私は自分が勉強しても良いのかな。って迷ってたんだけど、やっぱり勉強していいんだ。と思った。

母のためっていうより、やっぱり自分がやってみたい。だから、やろうと思えた。

なかなか思考がバラバラになるんだけど、集中できんでもええ。教科書などとそばにすごそう。

今日は治療方針を聞いたら、仕事。

色々あるわ。

あぁ。今日も生きてる。

愛してます。

ありがとう。

ごめんなさい。

ゆるします。