揺れる思い

正月から受験した。この一年の勉強の成果を確認するために3校受験した。記念受験だ。母の闘病に付き合いながら自分が学生する気持ちにはなれない。どっちも無理になりそうだから。仕事が楽なわけではないけど、1年間学生するのはもっと厳しいと思う。なりたくないわけじゃない。でも、今じゃないのだ。試験中は楽しくて、帰りにあーだこーだ予備校の仲間と話すのも楽しかった。だけど、家に帰ると不調の母がいる。そう言えば予備校から帰ってきても同じように思っていた。勉強してるのは楽しいけど、帰ったらしんどい現実。私は現実逃避のために勉強してたのかもしれない。刺したら私はずっと現実逃避のために勉強して母の状態も見ないようにしてたのかもしれない。母の不調を訴えてもスルーしてたんだもの。

しかし合格の結果を見たときに揺れた。心が揺れた。行きたいって。行かないと決めてたはずやのにもったいないと思った。勉強したらできるんだ。受かるんだ。と思った。でも、来年は受からないかもしれない。受けられないかもしれない。そんなこと考えたら、今受かったのをけるのがもったいないと思った。泣いた。

でも、明日から母は入院する。新しい抗がん剤をするために。その付き添いのために半日休みをとった。こんな生活がいつまで続くかわからない。明日で終わるかもしれない。一年以上続くかもしれない。私は生きてたらいいのかもしれない。

自分は受けても受からないと思ってた。でも受けるとなると受かりたいと思って勉強してた。ルービックキューブにもハマったけど、チョコチョコ勉強してた。9月に受験したのも大きかった。早めにピークが来てたから、貯金でやれたんだと思う。もし次も受けることがあるのならば、9月の受験もすることが私のためになるだろう。

今の仕事もいいけれど、やっぱり出産に生まれる前から親子に関わりたい。その関わりができるまでは目の前の親子、私の母と向き合おうと思う。

私は私のことを大切にするために今を生きます。

私は私の選択を良い選択とするために今を生きます。

私は私が選択したことを応援できる私でいます。

全てはうまくいくのだ。