二世帯住宅建てちゃったフルタイムで働くママな日記

二児のワーママ育休中、二世帯住宅、無添加、自然、日々をつづります。

80オーバー1人で飛行機に乗る

私の祖父の九州のお墓を墓じまいするために、日帰りの旅行の予定を立てた。

私と父が2人で飛行機にのり、弟も現地で会う予定だった。

 

しかし、出発の2週間前に私娘息子とインフルエンザにかかり、母にまで感染。母がみるみると食べられなくなり、点滴を毎日する生活になった。咳もひどい。何かが飛んでいるといって、手を挙げてやさしく振り払おうとする。(もうお別れが近そうな人がする仕草やで。これ。って思ってビビった。)朝、声をかけたら立ち上がれない、体が動かないと言って、着替えの途中で座り込んでいる。手伝っても本当に動けないらしく、とても体が重い。引きずってから、持ち上げてなんとかベッドに寝かせたこともあった。

これでは、父と一緒に出かけられない。と思い、私は旅行をキャンセルした。

 

父は旅慣れている人ではない。ややボケてるんちゃうか?と不安になることもある。到着する空港に弟が先に着いていると言っても、飛行機に乗れるのかどうか不安だった。

空港に父を送ってから、介助が必要な方の案内カウンターを見つけたので、事情を伝えた。すると、私が検査場内に入るチケットを作ってくれた。受け渡し相手となる弟の連絡先を伝え、飛行機を降りた後は弟につないでくれるとのこと。

そのチケットを持って、手荷物検査場に一緒に入り、父を搭乗口まで見送ることができた。

 

父、飛行機に乗る。

 

だなぁ。と思いながら、杖ときょうだいへの土産を持った父を見送った。

 

飛行機を降りてから、スタッフの方の助けを借りて無事に弟とも会えたらしい。

 

帰りも弟が出発までサポートしてくれた。そして、私が飛行場で待っていると、大量のお土産(饅頭など送りたかったけど、無理だったらしい)をスタッフの方に持っていただき、父が杖と骨壷の入った紙袋を持ってやってきた。

やーもー大変やったわー。もう飛行機はこりごりや。次は船がいい。海が良かった。

と文句言いながらもご機嫌に帰ってきた。

 

週末父がいない家は静かで大変穏やかだった。

時々、旅に出てもらおうかと思ったくらいです。母の調子も回復してきた。

 

無理かと思ったけど、助けてください。って言ったら、なんとかなるもんやなぁという体験でした。

 

 

航空会社のさまざまなサポート、サービスに感謝します。

そして、親族の皆様もありがとう。