母のルーツをめぐる旅
両親と私と弟家族で母が中学1年まで過ごした田舎に行ってきた。母が田舎に行くのは数十年ぶり。
母は癌になってから、自分が死んだら田舎の海に散骨してほしいと言った。
死んでからではなく、生きてるうちにみんなで行こうということで、正月ごろから計画して実行。
父はもっと暖かくなってから、桜の頃に。とか言うて、前日までごねてた。弟に電話してもらっていくことに。季節とか選んでる場合じゃないし、みんなが行けるタイミングで行くのだ!
死んでたと思っていた(!)母の従兄弟や本家に住んでる人たちにはみんな会えた。たまたま墓参りに来た従姉妹にも会えた。母の従兄弟は100人いる。狭い地区やのもあるけど、ほかの地区に住んでた人にも会えたのはラッキーだった。土日に重ねて行けたのがよかったのかもしれない。天気も良かったし。
母は1人の従兄弟に散骨の協力をするようにお願いしていた。この時だけ泣いた。また全員で夏に行きたいし、あの時あんなお願いもしたなって笑いたい。
天気にも恵まれて、磯で潮干狩りしておにぎり食べた。(息子は自分で見つけたあさり2つが、いつの間にかなくなっていて号泣。ちょうどリリースできてよかったと思ったのに、おばちゃんがくれた。)
子供達もご機嫌で過ごした。従兄弟同士同じような年齢で仲良く過ごせることは嬉しい。子供たちを男連中に任せて義妹と温泉にも行った。
母も温泉にも入れたし、体調も良く、食事もとれていた。よく歩いたと思う。
薬の副作用で足の裏に痛みがあるようだったが、自己判断で休薬。週明け受診予定だ。
夫と義妹は母の希望に付き合ってくれたわけだけど、便乗してみんなで旅行しようという感じで一緒に行ってくれたことが嬉しかった。
この旅は私たちにとって早急に必要だったものだ。コロナが治まることを待ってたらいつになるかわからない。行きたかったなぁを行けた。できた。って叶えられたことは、母にとっても私たち家族にとっても良いことだったと思う。母の希望を叶えられた。誰かの希望を共に楽しみながら叶えられることは嬉しいことだった。
私も私の希望を叶えたい。その希望が何なのかはまだ明確ではない。進学して地域で子育てに支援したいと思ってる。でも、それが家族も私も幸せになることなのだろうか。と揺れるとこがある。色々揺さぶられて本当にやりたいことを炙り出そう。
あっという間の週明け。いってきます。