夏休みの宿題
私は小学生の頃、夏休みの宿題が全然終わらなくて泣いてました。
できない理由は親が仕事で不在の間にテレビを見ているから。涼しい午前中をテレビアニメと過ごし、昼からはダラダラする。
一体いつ宿題をするのだろう。やらなくちゃと言う気持ちはあるけれど、他の誘惑に負けてしまう。家でこっそりテレビを見て、あっという間に時間が過ぎて行く。そんなことをして、前半の夏休みを終えて、最後の1週間で、母に怒られまくる。やりなさい!ちゃんとやりなさい!早くやりなさい!だから、言ったでしょう!もっと早くにやる時間があったでしょう!と。
自分でも分かっていた。前半にできたら良いって。でも、できなかった。やらなきゃいけないのは分かってる。でも、できてない。どうしょう。こんなんじゃ、宿題終わりそうにない。。。読書感想文も何を書いていいか、わからない。どうしよう。って。
そんな時に助けてくれたのは、近所に住んでるおばちゃんだった。読書感想文のズボラな書き方。自由研究のヒント。怒られて泣いて、困ってる私に色々と教えてくれた。
私は計画的に物事を進めることが苦手だったんだと思う。今もそうだけど。
計算ドリルと漢字ドリルを1日何ページまでやって、感想文を何日頃までに本を読んで終わらせて。そもそも、何時から何時まで勉強して、何時から何時まで遊ぶとか。
1日を区切りなく過ごしていたから、夏休みを大きな一つのくくりでしか見てなかったのかな。
小学生の頃にやっていたチャレンジも1日何ページというよりも、できるところまでやっていた。最初は一ヶ月分が数日で終わったけど、どんどん時間がかかるようになって、めんどくさくなって。赤ペン先生にも提出しなくなって、溜まっていった。
ここらへんから、私の計画性の無さが作られたのかもしれないな。
働き始めて10数年。失敗して、教えてもらって、コツを聞いて、少しずつ計画的に進められるようになったよなぁ。
子どもの時の私の周りにいる人にお願いしたい。
宿題をするコツもありがたかった。できてない自分を怒ってくれるのもありがたかった。だけど、宿題を終わらせるための計画を一緒に立てて、進んでるかを確認して欲しかったです。そしたら、私、一生懸命毎日の課題をやったと思うんです。今日〇ページまでできたね。あともう少しだね。って。
怒られてもやり方や工夫などを教えてもらわないと、動けなくて泣いちゃうぜ。
私の子どもにはできるかなぁ。一緒に宿題が減って行くのを喜べる母でありたいなぁ。